『Crooks & Lovers』Mount Kimbie
『Crooks & Lovers』
Mount Kimbie
数年前のアルバムになるが、個人的に大好きな1枚。彼らの盟友James Blakeの1stアルバムが出たときに、同時に聴いたのを覚えている。
ベッド・ルーム・サウンドに近いこのアルバムと違い、次作ではスタジオでこだわって音を作った、という感じが強かった。限られた機材で作った(であろう)この作品のほうを今でも気に入って聴いている。
Track①はアルバムのイントロと言える曲。
サンプリングされたアコースティック・ギターとボイス・サンプルがが印象的。
Track⑥はのちにシングル・カットされた楽曲。彼らの曲のすべてに言えることだが、ノイズ感が絶妙で、使われている音色を微かに色付かせるバランスが素晴らしい。
最後に紹介したいのはTrack⑩の「Mayor」。
得意とするピッチを変えたボイス・サンプルと、パリッとした弦楽器のような音。そしてサビ部分でのベース音とリードのシンセ音。それらのサウンドと曲の構成のわかりやすさが相まって、とてもフロア映えする楽曲になっている。You Tubeでライブ映像も観れるので、ぜひ。
Mount Kimbie - Mayor (Live July 2014)